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2021.11.17紅葉について...
落葉樹が冬支度をする前に生じる紅葉
赤色、黄色に彩られた風景は奥深いものがありますが、なぜそのような色になるのでしょうか?
それこそ色々調べると
紅葉は、植物が冬の間、激しい寒さや乾燥に耐えるための適応現象なのだとか?
夏の光が多い時期に大きな葉で光合成を行い、冬は葉を捨て無駄なエネルギーを使わなくてすむような、効率的なライフスタイルなのだそうです。
葉が役割を停止していく過程で、葉の内部の成分変化があり、そのバランスによって色が変わるようです。
夏の葉は光合成をおこなうクロロフィル(緑)に支配されていますが、冬支度が始まるとクロロフィルが分解され残ったカロチノイド(黄)が目立つようになります。植物によっては、黄色のカロチノイドよりアントシアニン(赤)が急増する場合もあり、その際は赤く染まるとの事。
一方、この紅葉。
多様な紅葉が見れるのは日本だけだそうですね。
日本、ヨーロッパ、北米などにも印象がありますが、樹木の種類がダントツに多いのが日本。
氷河期を経て落葉樹がほとんど死滅してしまった際に、日本は黒潮が流れていたおかげで奇跡的に多くの落葉樹が生き残り、世界でも類を見ない山林が出来上がったそうです。
身近過ぎて気付きませんでしたが、ここにも奇跡があったのですね。
来週になったら見頃になるでしょうから、協会近くの愛宕神社や芝公園(もみじ谷)にちょっと散歩してみようかなと思っています。
(本日の担当:k)