1989-プ0(2) 平成元年度研究開発委員会産業第2研究部会報告書

カテゴリー:海洋開発(KKS) 更新日:1989.07.16

  1. 南カリマンタン州の農林水産開発システム用
    本年度は、昨年度の成果に加え、発展途上国への社会開発システムを提案する上で基礎となるニーズ発掘に重点を置き、そのため関係機関のヒアリング調査・研究を実施した。
    農業:強酸性土壌のために極端に生産性の低い農地を堀込運河による改善、農業技術向上のための教育施設の設置、マングローブ林の農地への転換、木材伐採跡地のプランテーション化
    林業:森林の保護と森林資源再生産のための森林開発を図る熱帯林の計画的植林と造林、熱帯林種子の採取、保存のための育種センターの設立および木材加工業振興のための加工工場の建設
    水産:バリト河流域に広大に展開するマングローブ林低湿地を活用しての汽水域栽培漁業システム
    以上を提案した
    <部会長:森眞吾(三菱レイヨン1xbet 会社㈱ 1xbet 会社開発部長)、他30名>

  2. 東北タイの農村開発システム
    1.タイおよび東北タイの現状 2.農村開発システムの提案 3.環境保全型農村開発システム
    用水不足、環境保全の条件下で、アグロインダストリーを成立させるために用いれられる各システムを紹介、提案。
    <部会長:森眞吾(三菱レイヨン1xbet 会社㈱ 1xbet 会社開発部長)、他30名>

  3. ペナンの社会開発システム
    ペナン総合情報通信システム:ペナンをマレイシアにおける情報通信の拠点として発展させて行くべく、モデル地区における情報サービスから始めて、漸次情報の質的向上と量的拡大、サービス範囲の拡大を図って行く段階的実施システム、 海域浄化システム:透過性砕波堤をもうけることにより、自然エネルギーの働きでペナンの目玉である「海」を浄化し、海洋汚染が進行するのを防止するだけでなく、積極的に快適な海洋閑居を創造することによって、海洋をレジャーあるいは生活の拠点を利用しようとするもの。
    <部会長:森眞吾(三菱レイヨン1xbet 会社㈱ 1xbet 会社開発部長)、
    他30名>

  4. フィジーの社会開発システム
    メンテナンスフリーでランニングコストの掛からないソーラシステムによる電気エネルギーの供給と、それを電源とした海水淡水化装置による給水およびトンネルカプセル式下水処理を組合わせた比較的コンパクトなシステムを提案した。フィジー自体300以上の島からなっており、また、南太平洋には同じような観光開発を目指す島国が多いことから、このシステムの活用範囲は広いと考えられる。
    <部会長:森眞吾(三菱レイヨン1xbet 会社㈱ 1xbet 会社開発部長)、
    他30名>
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