1991-プ3 エネルギーの複合利用システムを核とする地域活性化に関する調査研究報告書

カテゴリー:海洋開発(KKS) 更新日:1991.07.16

LPGの備蓄に際し、耐震性にすぐれた常温高圧貯蔵の地下式岩盤タンクは維持管理費も少なくて済む。LPG使用の過程で発生する冷熱の量、利用産業の現状、地下岩盤タンクと冷熱利用の関係について調査した。
地域活性化のモデルとして岩手県久慈市を選び久慈湾総合開発構想の中で、湾口防波堤建設、港湾建設、石油地下備蓄基地建設を契機に、当地域の一層の活性化をはかるため、LPG備蓄基地の建設をはじめエネルギー利用産業などの関連施設の立地構想を機軸とした「エネルギーの複合利用システムを核とする地域活性化」を調査研究した。LPG地下備蓄基地の立地計画については、貯蔵施設建設を、環境保全を配慮した埋立材の確保に関しては採取方法を提案した。
エネルギーの複合利用システム、冷熱、温熱利用システムについては、栽培漁業センターへの活用を提案、護岸マウンド材等採掘跡地の利用、久慈湾の海洋利用に関しては、レジャー施設などを整備し、観光客の集客を図るとともに、現存の観光資源の活性化を行うことを提案した。
<分科会長:須田煕(東北大学 工学部土木工学科 教授)
委員:7名
オブザーバー:1名
作業部会:主査 中川幹雄(鹿島建設 (㈱ 土木技術本部技術部技術課長)
幹事:3名>

PAGETOP