1991-プ1 断熱二重管を用いた同軸熱交換方式による地熱採取技術の開発に関する調査研究報告書

カテゴリー:調査研究全般(TDD) 更新日:1991.07.16

在来型発電方式およびバイナリー・サイクル発電方式が適していると考えられる高生産性対流型地熱資源の場合でも、システム上の問題や環境上の制約で在来方式が適用できない場合等にはDCHE方式が適用されることがあり得る。また、効率的に地層の透水性を改善する方法が開発されれば、高温乾燥岩体にもDHCE方式を経済的に適用することが可能になろう。1989年11月まで生産を続けていたハワイ州のHGP-A井において実験を行うことが確定した。
実証実験の結果解析と経済性の評価を中心に、地下深部における熱伝達メカニズムの解析並びに本方式に適した地熱資源の評価を行った結果、比較的安価でエネルギー採取ができる目途がついた。同時に、本方式に適した潜在エネルギーも当初期待したよりも遥かに膨大であることが明確になった。
<分科会長:平川誠一 (東京大学名誉教授)
副分科会長:角清愛 (日本重化学工業㈱ 地熱事業部 顧問)
委員:12名 オブザーバー:3名 研究員:7名
事務局:1名>

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