1989-プ0(4) 平成元年度研究1xbet 競馬 複勝委員会地域研究部会報告書

カテゴリー:調査研究全般(TDD) 更新日:1989.07.16

  1. マクロ1xbet 競馬 複勝ジニアリングと地域開発
    広域的に地球をとらえ開発構想を検討していく段階で、国際的に問題となっている環境問題、エネルギー問題などに対応した、地域づくりを目指していくことが必要になるのではないか。その場合マクロ1xbet 競馬 複勝ジニアリングの方法論が適用できるのではないか。その場合どのような問題があるのか調査研究しようというものである。
    1.昨年度のWGの報告書をベースにグループ内討議により評価項目を大項目、中項目に分類しリストアップした。
    2.この評価項目をベースに実際のリゾート1xbet 競馬 複勝事業のデータ収集まとめのため調査用フォーマットを作成した。
    3.WG員1、2名で以下の1xbet 競馬 複勝事業についてフォーマットに基づきデータを収集し整理した。
    ①豪州ゴールドコースト②仏国ラングドックルシオン③北海道トマムアルファリゾート④沖縄県海洋リゾート特に③北海道トマムアルファリゾートについては現地へ出向き1xbet 競馬 複勝業者、行政当局よりのヒアリングも実施した。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:国武輝昭(㈱日本製綱所 1xbet 競馬 複勝ジニアリング事業部 営業グループ 課長)
    副幹事:1名、協力者:1名、他4名>

  2. 地域企業の評価方法、育成方法
    地域の活性化のためには、地場に根付いた地域優良企業の育成・強化が不可欠である。国際化、技術革新、余暇の拡大、意識変化等、21世紀に向けて今後激変が予想される社会環境に即応した地域企業の評価方法および育成方法を昨年度に引き続き検討した。
    独自の経営戦略を展開している5社(一正蒲鉾、ゼンリン、新潟県燕金属洋食器産地、富士鉄工所、光合金製作所)につき地域成功企業として事例分析した。5社に共通に見られる事項は、①新規市場開拓と新規商品1xbet 競馬 複勝②研究1xbet 競馬 複勝部門の強化と技術革新の先取り③すばやい情報化・ソフト化・国際化への対応等各経営者が既成概念にとらわれることなく、優れた先見性の下に思い切った経営革新に踏み切っていることであり、経営の資質・リーダーシップの重要性がここでも浮き彫りにされている。また、魅力ある地域環境づくりを推進している福島県泉崎村を現地調査した。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:橋本允晴(丸紅㈱ 業務部 業務推進部 課長)、
    副幹事:1名、他3名>

  3. 地域における異文化コンプレックスの形成に関する研究
    国際化が進むにつれ、文化の複合化、融合化が起こるであろうが、この一つ前の段階として、異文化の結合があると考え、この段階で異文化のコンプレックスが生ずると想定した。その場合、オープンにしたくない領域、してもよい領域のあり方などについて研究していくことにした。
    ①外国人居住者の積極的誘導②日本人にとって実体験的に、異なった文化に接触できる場の創出③国内における外国人居住者のセンター的存在④異文化の接触による新たな文化の創造等の発想のもとでの、異文化コンプレックスを新たに形成していくことが、地域社会の振興の1つの方策として有効ではないだろうか。
    どちらかというと観光的な基調の強いテーマパーク型の「○○村」ではなく、本来の生活のある外国村「○○村」を建設していくことが望まれる。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:齋藤俊明(日揮㈱ 経営企画室 企画部企画第1課 主任技師)
    副幹事:1名、他2名>

  4. 1xbet 競馬 複勝途上国における地域1xbet 競馬 複勝に関する研究
    (財)1xbet 競馬 複勝ジニアリング振興協会研究委員会で1988年にとりまとめられた「1xbet 競馬 複勝ジニアリング産業中期ビジョン」に基づき設定された6つの基本テーマの中の「ODAへの参画の推進」は当協会が持つ公益性・中立性を活かし、かつ参加企業が持つ多様な技術、ノウハウを生かし、プロジェクトファインデイング注力することを目的として、地域開発・資源開発・環境保全プロジェクトの各分野に対象を定めている。この様な背景のもとで生まれてきた本研究は最終的にはODA案件として取り上げられる域まで達成できれば理想的であるが、地域開発には当事国、地域住民の意向が優先し、政治的経済的に国民の合意が得られなければ具体的に進められない性格を持つものである。
    タイの国家経済1xbet 競馬 複勝計画:1960年以降、タイは経済社会1xbet 競馬 複勝計画を実施してきており、経済効果を高めてきている。現在、第6次計画(1987-1991年)を推進中で、地域1xbet 競馬 複勝関係の運営プログラムとしては、①都市および特別地域1xbet 競馬 複勝プログラムと②農村1xbet 競馬 複勝プログラムが組み込まれている。
    地域1xbet 競馬 複勝の現状として、タイの地域1xbet 競馬 複勝が我が国でどう報じられているかを客観的にみるために新聞記事を中心に情報模索。調査方法が必ずしも普遍的ではないが、“首都圏近郊では都市1xbet 競馬 複勝、周辺では工業団地、物流基地、その他の地域では農業1xbet 競馬 複勝、観光1xbet 競馬 複勝”が主であり、第6次5カ年計画の方針を反映したものとなっている。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:山本邦男(㈱竹中土木 国際事業本部 本部長)、
    副幹事:1名、協力者:1名、他2名> 

  5. 千葉県いすみ地域(コミュニティ1xbet 競馬 複勝ジニアリングによるケーススタデ)
    本研究は、昨年度の研究の成果(ウィークエンド・ビレッジ構想)をもとに、さらにその具体的な実現方策について検討を加えたものである。1xbet 競馬 複勝的に地域の活性化にとって、その地域のアイデンティティを確立することが極めて重要であることから、まちづくりや地域の活性化に成功したいくつかの事例を検証し、ヒアリング調査を実施した。これらの研究を通して、まちづくりに成功したケースに共通する要因を明らかにし、それを当地域に展開する“ウィークエンド・ビレッジ構想”にどのように応用するかを中心に検討を重ねた。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:成瀬晴人(清水建設㈱ 技術本部 総務部 課長)、
    副幹事:1名、協力者:1名、他3名> 

  6. 新潟県塩沢町(コミュニティ1xbet 競馬 複勝ジニアリングによるケーススタディ)
    本研究は、昨年度のワーキングにおいて「地域資源活用手法の研究」のケーススタディを行った新潟県塩沢町を対象にしている。塩沢町は、現代的なスキー産業と、伝統的産業や米作主体の農業といった異質ものが1つの地域に同居している。この複数の地域資源のポテンシャルを多角的に活用することによって地域全体の活性化に繋げることを目指した。
    地域活性化の構想案として1988年度の提案は「塩沢ハイランドクラブ」であった。本年度はその認識をさらに一歩進めて「ヒューマン・ネットワークリゾート」を提案、塩沢町において多面的なネットワークにより支えられたリゾートを核とした町づくりを目指すもので、具体例として、①顧客データに基づいた情報ネットワーク ②地域内情報のイベントへの活用を挙げている。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:今野英山(㈱竹中工務店 技術研究所)、
    副幹事:1名、他9名>  

  7. 千葉県天津小湊(コミュニティ1xbet 競馬 複勝ジニアリングによるケーススタディ)
    クラブコミュニティを中心に地域づくりのコンセプトをまとめ、これを実現するために何をなすべきかについて調査研究することとした。
    「天津小湊町」は、標準的な観光・漁業の町であり、日本の大半がそうであるように、この町でも過疎対策・地域活性対策が試みられている。その中で一村一品運動にみられる地域振興1xbet 競馬 複勝事例を多く研究する機会となった。町としては昨年、アメリカ、ソ連等の宇宙飛行士を招き、講演会を開催する等、積極的にその方策を模索していることが伺える。また、町内四方木地区に今回の調査研究用の合宿所を設け、地元住民との交流を活発に行うことができたが、非常に意欲的に区域活性化に取り組んでいる姿が感じられる。
    <部会長:佐藤信夫(三井造船㈱ 地域1xbet 競馬 複勝部 社会1xbet 競馬 複勝グループマネージャー)
    幹事:原田政祀(㈱1xbet 競馬 複勝計画研究所 主任研究員)、
    副幹事:1名、他8名>
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