「《第306回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成20年4月16日(水)  17:30~20:00
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(17:30~19:00)
[テ ー マ] 時空を超えた熱再利用技術
― PFI事業によるオフライン方式の熱供給事業 ―
[講  師] 石川 禎昭 殿
パシフィックコンサルタント株式会社
技術顧問 工学博士・技術士
前・東京都産業労働局 参事(部長職)
[講演趣旨]

近年、廃棄物発電等の排熱の有効利用を目的として、タンクローリー車による熱供給をPCM(酢酸ナトリウム三水和物等)や温水を蓄熱材として用いたオフライン方式による新技術の熱供給システムの技術開発がなされ、実用化が開始されている。このオフライン(PCM・温水)方式による熱供給システムは、いわば「熱の宅配便」で、従来のオンライン方式である導管方式に比し、熱の地理的供給範囲が大幅に拡大されることにより、排熱の有効利用が促進される。
ごみ発電施設における発電排熱等を有効利用し、熱輸送の新技術であるオフライン(PCM・温水)方式により、公共施設(庁舎、地下鉄等)、民生施設(マンション、オフィスビル等)、産業施設(工場等)へ、暖房・給湯・冷房などの熱源としたPFI熱供給事業が実用化し始めている。
このオフライン(PCM・温水)方式の排熱利用による熱供給事業は、熱利用施設側では化石燃料を必要としないため、コスト削減及び大気汚染の防止・CO2削減に大きく貢献でき、地球環境改善や資源の節約やの観点からも、積極的に取り組むべき課題と言える。
本講演では、PCMを用いた熱搬送システムの原理、装置の概要、国内外での事業化実証実験、PFI熱供給事業、普及への課題と展望など幅広く講演していただく。

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