サロンドエナ
「《第325回 サロンドエナ》」開催のご案内
日時 | 平成22年4月21日(水) 16:30~19:00 | |
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場所 | 当協会 6階 CDE会議室 | |
会費 | 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。) | |
プログラム | ● 講 演(16:30~18:00) | |
[テ ー マ] | 「新たな国産エネルギー資源への期待 -メタンハイドレート研究開発の現状と展望-」 |
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[講 師] | 増田 昌敬 殿 東京大学大学院工学系研究科付属 エネルギー・資源フロンティアセンター 准教授 (MH21研究コンソーシアム プロジェクトリーダー) |
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[講演趣旨] | 日本周辺海域の海底下に存在するメタンハイドレート(MH)は、エネルギー安定供給に大きく貢献する新たな国産エネルギー資源として期待されており、現在、「我が国におけるメタンハイドレート開発計画(経済産業省、2001年7月)」に従って、2018年度までのMH商業的産出のための基盤技術整備を目標とした、継続的な研究開発が続けられています。 フェーズ1(2001~2008年度)の研究では、3次元物理探査を用いたMH濃集帯検知技術の確立、その技術を適用した東部南海トラフ海域のMH資源量評価、貯留層シミュレータの開発、カナダの陸上産出試験における減圧法によるメタンガス連続生産の実証などの大きな技術革新があり、日本周辺海域のMHが国産エネルギー資源となり得る可能性が示されました。 次の課題は、海洋産出試験による生産技術の実証です。フェーズ2(2009~2015年度)では、講師の増田先生をプロジェクトリーダーとして新たなMH21研究コンソーシアムを組織し、有望海域MH層を対象としたガス産出試験の実施を主目標に研究開発を進めています。 本講演では、日本周辺海域のMHの資源ポテンシャル、フェーズ1の研究成果の要点、海洋産出試験の基本方針とその技術課題について概説して頂くと共に、米国でのMH資源開発研究の動向紹介、及び今後のMH開発に向けた展望等について語って頂く。 |